川内山塊 早出川溯行

雨男初めての源流デビュー

雨男が源流へ

「アツイ、アツイ連日の猛暑!」今年も夏がやって来た。
待ちどおしかった釣りの季節がここから始まる。いよいよ初めての源流遡行、ワクワク・ドキドキで連日睡眠不足に・・・!自分が源流に「ハマルようになった!いや、ハメられた」のは同じ会社に勤務する人見栄司さんの影響である。栄司さんと出合ってからは、地元の渓へご一緒して良く日帰り釣行に出かけるのですが、この二人で渓に出かけると決まってドシャ降りになる。今までに行った釣行は90%がドシャ降りになった。それも前日の電話で「明日暇だからちょこっと行って来ますか」なんて言ったとたん次の朝には雨・・・!

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今回の早出川遡行の前の週に地元の川に足トレに行った時も朝から「ドシャ降り!」朝、私の顔を見るなり栄司さん「コマッガちゃんと行く時はいつも雨だよ!」と毎回も、こんな感じである。
そんな自分が源流に行って大丈夫なんだろうか?それも「憧れの早出川」に、不安でいっぱいになる。
出発、前日この週の勤務は夜勤なので出発を夜の1時に待ち合わせることにした。
「ピカードドドン?アレレ・・・!」出発日の夕方5時ぐらいから雷の為、仕事場のラインが停電で1時間もストップ!「ヤ・ヤバイ!」今日の仕事が終わるまで帰れない・・・私自身、今までにない仕事振りで作業をこなし、予定時間に退社できるように努力した。

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「ピカードドドン?アレレ・・・!」

出発日の夕方5時ぐらいから雷の為、仕事場のラインが停電で1時間もストップ!「ヤ・ヤバイ!」今日の仕事が終わるまで帰れない・・・私自身、今までにない仕事振りで作業をこなし、予定時間に退社できるように努力した。
 待ち合わせ場所の明さん宅に向かう!今回、明さんは日程が合わず留守番、明さん「イイナー俺も行きたい!」ブツクサ言っているがしかたがない。
明さんに見送られ出発、栄司さんの運転で相場さんと平野さんの待つ西会津のセブンイレブンをめざす。
 相場さんと平野さんに挨拶しお酒の買出し、栄司さんに「酒どのくらい買います」と聞くと「担げるだけ」と言うので不安になり買い物かごからまた冷蔵庫にそ~っともどす。いよいよ室谷の車止めに着くと先行者の車一台、栄司さん、相場さんが「たぶん今日、帰ってくるだろう」と言っている。と言うことは川には4人だけダ!と思い少し「ニヤケル」朝飯をかっこみ慣れないパッキングを済ませ記念撮影!
 夢にまで見た早出川、一ノ岐越えの踏み跡をたどり源流デビューのはじまりダ!
「天気は良い!」平野さんからもらったユンケルを一飲みにし、意気揚々と出発した。しかし、30分もたたないうちに全身から吹き出るような汗・・・周囲にユンケルの香りを漂わせ渓へとかった。

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進んで間もなく

沢を渡る所で踏み跡が数本、栄司さんが違う方向に相場さんが探しに行く気付くと
平野さんも居ない。でもこのままじっと待つ!少しすると相場さんの声がしたのでほっとする。みんなと合流し先をめざすだんだんとヤブがひどくなりリュックが枝にひっかかたりし、ペースが乱れ疲れる。
「休憩は、まだかな~」と思っていると「この辺で休みますか!」と神の声が・・・「ハイ!ハイ!休みましょう」しかし、荷物が重い「フー」やれやれ。
周りを見ると、あんな下からきたんだと思うと「感動」、山の風が気持ちい~
平野さんは50代で自分と同じ源流デビュー、でもバテル様子もなく余裕な感じタイシタもんだ。
その後も「もう少しだから」の声に助けられ何とか登り最後の沢に到着、休憩相変わらず物凄い汗、沢水をがぶのみほてった体もだいぶ涼しくなり絶好調で最後の赤土の急な登りに挑むはずが10メートルも登らないうちに足に激痛が両足がつってしまい一歩も動けなくなる。
栄司さんが「直るまでそのまま休みな」と助言してくれ、途中まで登った相場さんも自分の所まで降りてきてくれてみんなに世話になりながら四つん這いで何とか尾根までたどり着いた。
尾根上で横浜から来た3人組に出会う。話を聞くと他に2パーティーいるとの事、横浜の人達と別れ再び休憩。前方に目をやると岩肌の荒々しい山が目に飛び込んできた!「嬉しい、これが早出の渓か!」
足も回復し踏み跡をたどり降りていく、しばらく行くと川の音が沢沿いを下って何とか来ました今早出川
良く写真で見る場所だ~、今自分がその場に居る、「感動」。目の前にはでかい雪渓まだ残っている、「すげ~」。

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お昼を食べていると

また足がつり出した「ちきしょー!天気は良く最高なのにー!」何とかゆっくり割岩沢出会いのテンバをめざす途中いくつかの淵をへつり何とかみんなについて行く相場さんも栄司さんも慣れた様子で岩をつかんで行く。平野さんと自分はビビリながら進む、途中岩魚が走るいい型も居てワクワクしてくる。
しばらく行くと川が広くなり左から割岩沢が出会う。栄司さんが高台の林に消えて行き、相場さんもつづく。栄司さん降りきて「ここに泊まるよ」細い踏み跡を上るとそこは平らな広いテン場、タープを張りテン場を設営し夕飯のおかずを釣りに出かける。。

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相場さんと栄司さんは

今早出を下り自分と平野さんは割岩沢をテンカラで釣り上がるが反応無しだんだん集中力が無くなる。夜勤明けのせいか眠くて駄目、餌さ釣りの平野さんを見ると竿がしなっているオカズは平野さんにまかせ、テンバに戻りシートの上で1時間ぐらい寝てしまった。起きると平野さんも横で寝ていたいて空も曇りだし遠くで「ゴロゴロ」している。すると間もなく栄司さんと相場さんも帰ってきて夕飯の準備、栄司さん、と相場さんで岩魚をサバキ、相場さんが慣れた手つきでテキパキと調理していく今日の夕飯は、「岩魚丼」、こんな山奥でこんなおいしいご飯が食べれるなんて、「感動です」また相場さんに感謝です。アルコールもだいぶまわり、みんなシェラフにもぐりこみ、相場さんが秘密兵器をなんと蚊帳をつけてくれたのです「快適」。物凄い熱さで目がさめる、みんなも起き始める。強い風は吹いてくるは、雨は降り出すは天気が心配になる。栄司さんがもしかしたら台風が来てるのかなと言いながら雨男の自分の方を見る!「ヤッヤバー」、いきなりドシャ振りモード。栄司さんタマラズ「コマガッチャン雨声でもしたの?」と言い苦笑い・・・!

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再び坊主ベズリをヘズリ今早出川上流を目指す

朝になっても空はすっきりしない今日は割岩沢を釣り上がるはずだったが天気が安定しないので早出川を釣り上がりながら上のテンバをめざす。

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今年は、何処に行っても大魔王が現れる

夜に雨が降ったせいか餌さ釣りは入れ喰い毛ばりにはあまり反応なしでも何とか2匹釣れほっとする。
ゆっくり釣りながら上のテンバに着きテンバを設営しお昼を食べ、今早出川の上流をめざす相場さんと平野さんは留守番、栄司さんとテンカラで釣り上がる魚があまり居ないのか反応なし。ところどころまだ雪渓が残っている。上流に進むとみょうに寒く目の前に巨大な雪渓が現れる、時間も遅いので記念撮影し終了。

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テンバに帰る途中で

テンバに帰る途中で焚き火の匂いがし煙が見え、なんだか家に帰ってきた感じでいい気分。
テンバに帰ると相場さんが作ってくれた焼きおにぎり、ミズナノの油炒め、ナスとピーマンのみそ炒めを
食べながらビールを飲む、「幸せ~」と思いながらまた食って飲んで、ここのテンバは見晴らしも良く快適。まわりも暗くなり焚き火を囲み、みんなで最後の夜を満喫する。朝、起きると天気も良く朝ごはんを食べテンバをキレイにかたずけ車止めをめざし出発、帰りは体力が十分あるので周りを見る余裕がある、四つん這いで登ってきた斜面もあっとゆう間に下り杉林に入りいよいよ到着、着替えを済ませ途中の温泉につかり汗を流し家路に、今回はみんなにお世話になり夢が実現できてよかったです。

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明はその頃 のん気にドライブを楽しんでいた

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