記憶と記録 懐かしい溯行から、最新の溯行まで。源流会では一緒に行った誰かが、自分の言葉でまとめることで記事を作る。その時に自分が感じた事を、思うままに書き連ねて。決して上手じゃないけど、それでいい。そうすることで一緒にいた仲間は、記憶と重ねてその人と過ごした時間を思い出す。
靴底がすり減るまで 靴底がすり減るまで歩いた。毎週通い詰めた溪、地図を広げてみんなで冒険した溪。船を使って渡った事もあった。増水で流されたテン場。台風で大変な目に会った川。色々な場所に挑戦し、失敗し、また挑戦した。ひとつひとつが思いで深い渓。またいつか行ってみたい。
思い出がいっぱい デジタルカメラなんてなかった。ひとりひとりがインスタントカメラをポケットに忍ばせた。ビチョビチョになって現像出来なかった事もある。でも今この瞬間を残したい一心で、当てずっぽうにシャッターをきった。ぼけた写真でも記憶が蘇った。大切な宝物。
あのとき君は若かった 何年も通いながら、写真を撮り続けた。10年目、一つにまとめる事を思いついた。HPの知識なんてなく、見よう見まねでなんとかまとめた。ずいぶん時間がかかったが、楽しい作業だった。昔の自分の写真に驚いた事もある。時が経ち2013年、今は25年目。HPも後輩に引き継いだ。これはあの時の10年目の記録である。
一期一会 渓では色々な人に出会う。追いつけ追い越せとあくせく競ったり、たまたま一緒になったテン場で打ち解けて、長い付き合いになる人も。山でともに長い夜を過ごし、お互い持ち合わせた酒に酔う。その時だけでも最高の時間。やはり一期一会。
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